相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2024/04/07

FXは非常に経験を問われる世界

根拠の無い自信や甘い気持ちは、全て打ち砕かれる世界です。毎日10時間以上値動きを研究し続けても、大成するのに6年掛かりました。
目次
  • 2008年にデビュー
  • リスクオフ相場とリスクオン相場の両方を経験
  • 根拠の無い自信や甘い気持ちは、全て打ち砕かれる
  • 安心できる言葉 - 本気で挑戦しようとする人へ

2008年にデビュー

私がFXを始めたのは2008年の5月頃です。

この頃の情勢といえば、どの通貨も日本円に対して天井に近い高値を付けている状態で、ゼロ金利の日本円を調達して金利の高い外貨を運用する円キャリートレードが流行っていました(過渡期)。

相場のトレンドとしては、前年の2007年にアメリカのサブプライム・ローン問題が日本でも騒がれ始め、相場が長い長い下落トレンドに転じ始めた頃です。

また、2008年の9月にはリーマンショックが世界経済に深刻な打撃を加え始めます。

世界経済が冷え込み、相場が一気にリスクオフに転じた、まさに相場の大転換期に私はFXを始めました。

ウォール街

リスクオフ相場とリスクオン相場の両方を経験

米ドルが日本円に対して歴史的最安値を更新し(超円高)、また日経平均も超安値領域に突入。売り優勢の状態が2010年頃まで続きました。(リスクオフ相場)

その後、ドル円相場は底打ちし、緩やかに上昇に転じます。(リスクオン相場へ)

俗にアベノミクス相場と呼ばれていますが、私をはじめ為替相場を注視していた人間には、安倍政権が発足する前から底打ち・相場転換の兆候を確認しており、アベノミクスはたまたまその相場の大転換期と重なったに過ぎないと評価している投資家も多く居るかと思います。

根拠の無い自信や甘い気持ちは、全て打ち砕かれる

相場の世界は90%の人が損をしている世界といわれています。

足元

私も手探りの中、甘い気持ちで始めたので、何度も相場の洗礼を受け、痛い目を見てきています。以下のような項目に該当する人は、FXを始める前に気持ちを一度引き締め直したほうが良いかもしれません。

  • 簡単に儲かると思っている人。
  • サラリーマンと容易に兼業できると思っている人。
  • 自分は頭が良いので、数年やれば勝っている側の10%に入れると思っている人。
  • 長続きしない意志の弱い人。

簡単に儲かると思っている人

簡単には儲かりません。「」という意味では簡単に儲けることもできますが、同様に簡単に損することもできます。ただし、為替相場はランダムに動いている訳ではないので、自分の取引方法次第では安定的に利益を上げることができます。

ただ、何も分からなければ1/2のゼロサムゲームを行っているのと同じことなので、簡単には儲けることができません。それ相応の経験期間を要し、苦痛を伴う経験、メンタル面の改善なども必要になります。

サラリーマンと容易に兼業できると思ってる人

できないわけではありませんが、圧倒的に不利です。一応、サラリーマンでも帰宅後に取引ができることがFXのウリの1つですが、あまり現実的ではないです。これは私が兼業と専業のどちらも経験してみて気が付いたことです。

自分は頭が良いので、数年やれば勝っている側の10%に入れると思ってる人

恥ずかしながら、私もそう思っていた時期があります。

私は学生の頃は勉強が出来るタイプで、偏差値の高い理系大学も出ています。(理解力・洞察力に関しては平均以上の人間という、ひとつの指標の意味で捉えてください

それでも大成するのに毎日10時間以上値動きを研究し続けても6年掛かりました。

長続きしない意志の弱い人

慣れるまでに、安定して勝てるようになるまでに、おそらく5年以上は掛かると思います。

大成するまでに非常に多くの時間を要し、何度も挫折し、過酷な思いをします。それに耐えられず、諦めて投げ出してしまう人も多くいます。

何が何でも続けるという強い意志が必要になってきます。

安心できる言葉 - 本気で挑戦しようとする人へ

指標

相場は完全に意志を持って動いています。値動きに関して自分ではまだ結論が出せていない人は、その点に関しては安心して下さい。

私も、実践した結論が単なるランダムウォークであったら、為替相場は引退していたと思います。ゼロサム・ゲームは生産性がありませんからね。時間の無駄になるだけです。

この意志を持った動きを根幹に、自分のオリジナルの手法を磨いていくのです。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。