FXは、負けている人間が90%の世界だといわれています。
FXで生き残っていくには、勝っている側(もしくはトントン)の10%に入らなければなりません。それが出来る実力・経験が身に付かなければ、儲かるどころか資産は減少していきます。
儲けることを考える前に、「毎月安定してプラスに出来る実力」を磨くことです。例えばデイトレーダーの場合、きちんと損切りも行うスタイルで、12ヶ月連続でプラスに終えることができれば、FXで安定して勝ち続けられる実力が備わったと考えることができます。(私の大まかな基準)
そこをクリアして初めて「儲ける」ための道が開きます。
FXは具体的にどのくらい儲かるのか?
これについては、私はFX会社に勤めている人間ではないので統計的な数値は分かりません。ただ目安としては、以下のようだといわれています。
「年利30%を達成できれば優秀」
もっともこれは年間ベースで見たものなので、調子の良かった月や、ハイレバレッジで予想が的中した場合には、30%という数値を達成するのは意外に容易なことです。私もハイレバでやっていた頃は普通に達成していました。
それを長期間に渡って安定して勝ち続けることが難しいのです。
FXで毎月資産を倍増させたいと思っている人へ。
まず国内業者(最大レバレッジ25倍)で、これを達成させることは非常に困難です。(無理とは言いません)
海外のアイフォレックス(レバ400倍)などの超ハイレバレッジ業者を使えば比較的達成可能になりますが、破産確率が劇的に上昇するため、取引そのものがギャンブルと化します。
私の年利目標は8~15%です。(値動き次第)
基本3~8倍のレバレッジで取引を行っています。
もっとハイレバレッジにして年利目標を高めることは可能ですが、メンタル面でのバランスを保つなど守りに重点を置いている取引なので、この数値でも構わないと思っています。
そこまでFXに夢を抱いていませんし、それよりも、最終的に生き残っていることのほうがはるかに重要です。
私はFX会社側の人間ではないので統計的な数値は分かりませんが、勝っている人がどのくらい居て、逆に負けている人がどのくらい居て、また勝っている人はどのくらいのパフォーマンスを達成しているのかを個人的見解で述べたいと思います。
一般にFXは90%の人が負けていると言われていますが、個人的な感覚では「95%くらいの人は負けているのでは?」と感じています。
負けている人 95% |
・負けているが、まだ続けている人 | 80% |
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・全財産失うなどして、退場した人 | 15% | |
勝っている人 5% |
・勝っているが、年利20%未満 | 4% ←私はココ |
・年利20%以上勝っている人 | 1% |
私はFX歴が15年を超えますが、その経験の中でいろいろな人の話やFXの運用状況などをこれまで聞いてきました。これは私が個人的に考えるおおよその勝ち負け比率です。
私の年利目標は8~15%です。元手が1,000万円あっても、年間では100万円前後しか儲けることができません。
「FXには元手が要る」
この事実に対し無意識に目を瞑る人が居ます。元手が無いがゆえに、あたかも月利50%や100%が到達可能な当たり前の目標かのようにFXに夢や希望・救いを求めている人たちです。FXが貧者のゲームと言われているのもこのためです。
経験を積めば積むほど分かるようになりますが、「長い経験+元手」が絶対に必要である事実が見えてきます。
ただ、安定して勝てるようになれば間違いなく資産は増えます。
債券投資や投資信託、配当利益をベースとした中長期目標の株式投資の利益率に比べれば、FXによる利益率は群を抜いて高いといえます。FXで儲けることのできる適正値を正しく理解し、無謀な夢や過剰な期待を抱かなければ、アホみたいな高レバレッジでギャンブル取引するような愚行は冒さなくなると思います。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |