為替取引には売値(Bid)と買値(Ask)があり、スプレッドとは売値と買値の差をいいます。スプレッドはどこのFX会社でも設けられている値幅であり、スプレッドは注文した時点でプレイヤーが負担する金額とも言い換えられます。基本的にスプレッドが狭い方が顧客側に有利です。
FX会社の多くは取引手数料を無料に設定してるため、スプレッドがFX会社の利益に直結します。そのため、身を削って顧客側に狭いスプレッド提示するFX会社は優良FX会社ということになります(※例外あり)。また「平時のスプレッド」とは、相場に異変が起きていない時のスプレッドをいいます。
ドル円相場で1万通貨単位の為替取引を行った場合、0.1銭の為替損益は10円に相当します。仮にスプレッドが0.3銭の場合、プレイヤーは注文した時点で30円を負担することになります。
ちなにみ、1万通貨単位は元手10万円くらいで取引可能なので、おおよそ10万円の元手に対して30円を負担するようなイメージで考えてOKです。(厳密には違いますが、分かりにくい人のために)
FX会社が普段広告などで提示しているスプレッドは、平時のスプレッドです。為替相場は時にイレギュラー要因によって相場が乱高下することがあります。こういった不安定な相場ではスプレッドが拡大する恐れがあります。
激しい値動きが起こるイレギュラー相場では、為替レートの配信元であるインターバンク市場も混乱している状態です。こういった状況下では、安定したレート配信を行うことが難しくスプレッドも拡大する傾向にあります。
経済指標「米雇用統計」が発表された直後のスプレッド。このFX会社の平時のドル円スプレッドは0.3銭ですが、経済指標の発表を受けて14.9銭まで拡大しているのが分かります。
経済指標発表時にスプレッドが拡大することは当たり前に起こります。一番厄介なのは、平時の何でもない時間帯でもちょっとした値動きの急変動でスプレッドを頻繁に拡大してくるFX会社です。
スイングトレーダーにはほとんど影響はありませんが、デイトレーダーや特にスキャルピングトレーダーにとっては、頻繁にスプレッドを拡大させられることは死活問題です。近年のスプレッド競争で無理をしているのか分かりませんが、そういったFX会社がちらほら目立つようになってきました。
低スプレッド配信を行っているFX会社を紹介します。近年ではFX会社の低スプレッド化が進み、顧客側にとって非常に有利な状況が続いています。特にトップクラスに狭いFX会社では、狭められるギリギリまで低スプレッドを提供しています。
FX歴 | 15年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |