FX歴9年 専業トレーダーと学ぶ FXの基礎・応用
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スワップポイントは罠

金利の高さは、信頼性の低さの裏返し。スワップポイントが多く貰える通貨ペアは危険因子を含む。
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目次
  • スワップポイントとは
  • スワップポイントが罠な理由
  • スワップポイントは甘い蜜
  • スワップポイントで利益を上げる基本戦略

スワップポイントとは

スワップポイントについて、簡単におさらいします。

  • スワップポイントとは、通貨ペアを取引した際、通貨ペアの金利差に応じて毎日受けっ取ったり、逆に支払ったりするお金のこと。
  • スワップポイントは、その通貨ペアを保有したまま日をまたぐ(終値を付ける)ことで発生する。

日本で銀行にお金を預ける場合でも、毎年金利に応じた金額を受け取ることができますが、それによく似ていますね。

FX(外国為替証拠金取引)では、ドル円(USD/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)といったように、必ず2国間の通貨で取引が行われます。国の通貨にはそれぞれ異なった金利が設定されており、そこに金利差の概念が生じてくるのです。

お金

ドル円買い (ロング)

例えば、円を資金として米ドルを調達する「ドル円ロング(買い)」では、日本円を元手にして米ドルを保有するポジションを取ります。この場合、保有しているのは米ドルであり、交換しているのは日本円であるので、

米ドルの金利 - 日本円の金利 = 受け取ることのできる金利差(通貨ペアの金利差)

となります。

仮に、米ドルの金利が2.01%、日本円の金利が0.01%であったならば、金利差の2.00%に相当する金額を受け取ることができます。

金利差

スワップポイントは毎日決済されるものなので、保有ポジションの年利金利差に相当する金額から、一年の365日で割った金額を毎日受け取ることができます。

日本円は、日銀によって長い期間に渡ってゼロ金利政策が採られており、円を資金にして高金利な外国の通貨を保有する円キャリートレードというものが過去に流行りました。

※私がFXを始めたのが2008年頃ですが、この頃は円キャリートレードの過渡期であり、2008年のリーマンショックを境に、各国が金融緩和のための金利引き下げを迫られるような運命を辿りました。

スワップポイントが罠な理由

これは金利というものの本質的な仕組みを読み解けば分かります。

仕組み

金利の高さは、信頼性の低さの裏返し

金利が高い理由は、その通貨に信頼性・人気がないから金利を高く設定して通貨価値を高め、皆に保有してもらえるような対策を取っているということに結びつきます。(※特にインフレ・物価高に悩まされている国)

信頼性・人気の高い通貨 ⇒ わざわざ金利を高く設定しなくても、買い手が現れる
信頼性・人気の低い通貨 ⇒ 金利を高く設定しないと、買い手が現れない
信頼性の高い通貨
  • 日本円(JPY)
  • スイスフラン(CHF)
  • 米ドル(USD) ※基軸通貨
信頼性の低い通貨
  • トルコリラ(TRY)
  • 南アフリカランド(ZAR)
  • ユーロ(EUR) ※欧州圏の結束がバラバラ、PIIGISなどの危険因子

その傾向があるということですが、例外もあります。

例えば豪ドル(オーストラリアドル)は、ある程度信頼性も高く、好景気時には金利も高金利に推移します。また、米ドルは世界中の多くの国々で貿易などの決済通貨として高い信頼性を有しており、好景気時には金利も高金利に推移します。

金利8%を超える国の通貨

個人的に、金利8%を超える国の通貨は、信用が極端に低いと考えています。

それだけ国内のインフレ(物価上昇)、通貨価値の低さに慢性的に悩まされているからこそ、通貨価値の上昇・維持のための高金利政策を取らざるを得なくなっているからです。

トルコ経済はその好例です。

スワップポイントは甘い蜜

金利差を狙えば、毎日確実に利益を上げられるスワップポイントは、魅力的な一面もありますが、為替取引でそれよりも重要なのはその通貨ペアのトレンドです

相場で利益を上げる方法には、2種類あります。

  • 値動きの上下で利益を上げる (キャピタルゲイン)
  • 金利差で利益を上げる (インカムゲイン)

相場でより重要となるのは、「値動きの上下で利益を上げる (キャピタルゲイン)」の方です。甘い蜜に誘われて、肝心の値動きで大損失を出しては元も子もありません。

スワップポイントで利益を上げる基本戦略

スワップポイントで利益を上げる基本戦略は、

底値で長期保有すること (チャンスは数年~十数年に1度)

シンプルですが、これ以外にありません。

チャンスは数年~十数年に1度しか来ないので、拾えたらラッキー程度にしか考えず、普段はあまり気に掛けずに、他の通貨ペアを触っていた方が良いと思います。もちろん、レバレッジを1倍にして10年単位の超長期保有を見越すことになります。

豪ドル(オーストラリアドル)であれば、底値付近に来た時に拾ってみたいとは思っています。トルコリラや南アフリカランドは金利が魅力ですが、経済状況が不透明なのであまり好んで保有したいとは思いません。

注意事項
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