相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/26

ハイレバレッジは罠(ギャンブルと破産確率、適正レバレッジ)

FXがギャンブルなのかそうでないのかの境目は、レバレッジが大きく関係しています。
目次
  • レバレッジが魅力のFXであるが・・・
  • 高いレバレッジはギャンブルと化す
  • 適正なレバレッジ管理、リスク管理とは
  • 元手を増やすためのギャンブルは・・・アリかな?

レバレッジが魅力のFXであるが・・・

FXでは、レバレッジを掛けることによって、少ない元手で大金を動かす運用ができます。(証拠金取引)

ただ大金を動かすといっても、そこまで危険性を感じて身構える必要はありません。

例えば100円台におけるドル円の値動きといっても、突然100円が80円になったりする訳ではありません。100万円分の取引をするのに必ずしも100万円の資金が必要ではなく、ある程度の価格変動に耐えうるだけの担保(証拠金)があれば、それで十分な担保になるので、証拠金取引が成立するのです。

また、レバレッジを掛けることで、投資資金の少ない人間でも相場に参加することができるようになり、金融市場全体の活発化に繋がります。

少額で大金を動かす「レバレッジ取引」
少額で大金を動かす「レバレッジ取引」

高いレバレッジはギャンブルと化す

時にFXは「ギャンブル」と呼ばれることがあります。

危険かどうかは、レバレッジの大きさ次第

レバレッジを掛けることが危険なのかチャンスなのかについては、人それぞれ基準が異なるように思います。また、FXがギャンブルなのかそうでないのかの境目についても、このレバレッジが大きく関係しています。

崖の上(危険)

適正なレバレッジ管理、リスク管理とは

個人的には、

  • 勝率6割以上かつ、利益幅≧損失幅を満たしている。
  • 損失幅は15pips以下である。(これは条件がややキツいかな)
  • レバレッジを5倍以下に設定している。

の条件であれば、そうそう退場の憂き目に遭うことはありません。(確率論の話

きちんと破産確率を計算した訳ではありませんが、上記は私がいつも取引の目安としているリスクボリュームです。トレードスタイルが確立している人にとって、為替取引の勝敗は確率論の世界です。最悪に連敗し続けて自分の資金が底をついてしまう確率を、天文学的な低さにまで抑えるようにすることが、長年に渡って為替相場で生き残っていくためのカギとなります。

カギ

レバレッジは10倍以下に抑えること

きちんとリスク管理した上で運用するのであれば、レバレッジは10倍以下に抑えておきたいところです。(もちろん、損切り幅にもよります)

仮にレバレッジ25倍で、スキャルピングトレードで損失を5pips以内に抑えた高速トレードをしていたとしても、最悪のケース、ポジションを持った瞬間に業者サーバが落ちて、尚且つ200pips急激に逆に触れて、ストップ注文も通らない場合、結構な損失を被ります。確率は低いですが、長年取引を続けるのであれば、地雷を踏む可能性も十分あります。

1回の取引におけるドローダウンは極力低く抑えるべきです。(試行回数を重ねること)

元手を増やすためのギャンブルは・・・アリかな?

ただし、投資資金(元手)を増やすために、リスクを潜り抜けて危険なレバレッジで数回ギャンブルすることは、アリだとは思っています。(短期的な話)

レバレッジ規制によって、国内業者の個人口座では最大で25倍までしかレバレッジを掛けることができなくなりました。法人口座であれば国内業者でも最大100~200倍の高レバレッジ取引ができますが、設立会社の登記簿謄本などの会社証明書が必要となるため、個人レベルでは口座開設ができません。

簡単に取引を始めることができ、ある程度皆も利用経験のある有名な海外業者に、アイフォレックス(iFOREX)があります。

  • アイフォレックス(iFOREX) リンクは貼りません

アイフォレックス(iFOREX)は最大で400倍までレバレッジを掛けることができ、また追証(元手以上に損失を被ること)がありません。あくまで、「元手を増やすための短期的なギャンブル」と考えるのであれば、こういった高レバレッジ業者を利用するのも一応アリだとは思います。(推奨はしない

ただし、アイフォレックス(iFOREX)は日本の法律の編み目を抜けるような海外FX業者であるため、口座開設及び取引は自己責任で。私は利用する予定はありません。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。