相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/30

自分で決めたFXの取引ルールを厳守する

「損したくない」という個人的感情が強いと、ストップロスを厳守するという基本的ルールすらまともに守れなくなります。
目次
  • 当たり前のことであるが、なかなか守れない人も多い
  • 取引ルールを破る凡例

当たり前のことであるが、なかなか守れない人も多い

取引ルールを守る? 何当たり前のこと言ってんだよ」と感じる人も居ると思いますが、FXトレーダーの中には自分で決めたFXの取引ルールをなかなか守れない人も多いのが現状です。メンタルや精神論の話になってくるので、「こうすれば大丈夫です!」なんて範例もないのが難しいところですよね。

大体の原因は「損したくない」という人間心理(プロスペクト理論)から来ているものだと思いますが。

イラスト

取引経験を積むことで矯正

FXの取引経験を長年積んでいくと「あ、これやばいな・・・」って直感的に分かるようになるので、「損したくない」という感情よりも「逃げないとやばい」という感情が先行するようになります。

逃げ遅れは無用な損失リスクを拡大させるだけですからね。どうしても損したくない感情ばかりに縛られていると、身動きが取れずに自滅します。頭の中で「今切らないとマズイ」と気が付いている人ならば、あとは実践経験を積んで「損切りしたくない感情」を矯正していくだけです。その判断すら出来ない人は、チャート分析のレベルを高めてください。

取引ルールを破る凡例

私の過去の経験も踏まえて、FX初心者がよく陥ってしまう心理状態、取引ルールを破るまでの感情変化、凡例などを紹介したいと思います。取引ルールは以下のような場合を例とします。

取引ルール(例)
  • 損切りを30pips以内に設定する。超えた場合には直ちに損切りを行う。
  • レバレッジは5倍を厳守する。

(例1) 当初の予想が外れたので、損切りをしたくないから一段階大きな時間スケールに変更して損切りラインをずらす

いわゆる「デイトレードをしていたのに、いつの間にかスイングトレードに切り替える」というやつですね。やってしまう人は結構居ると思います。

損切りラインをずらす

「損したくない」という個人的感情が強いと、ストップロスを厳守するという基本的ルールすらまともに守れなくなります。自分の読みが甘かったと素直に反省することが肝要です。思惑が外れたら「なぜ外れたのか」を考えて次に活かしましょう。大切なのは損をしないことではなく、取引精度を高めることです

(例2) 負けが込んだので、「カッ」となって高レバレッジ取引に切り替えてしまう

何かの拍子で心のブレーキが壊れると、普段冷静な時には考えられないような暴挙・愚策に走ることがあります。

負けが込む

人間は平時であれば冷静な判断ができる生き物ですが、イライラなどの感情が高ぶることで攻撃的になり、「くそが! 今すぐこの負けを取り返してやる」とあっさりとマイルールを破ってしまうことがあります。

理性よりも感情が先行している状態です。

また、損切りを怠ったことによってもう引き返せないような負債ポジションを抱えてしまい、「もうどうでもいいや」と思考停止してしまうことも。こうなってしまっては、マイルールどころではありませんよね。

未熟な感情ひとつで、自分で決めたマイルールなんてあっさり破ってしまうものです。FX取引では、いかに冷静な心の状態を保てるかが重要になってきます。(メンタルコントロール)

こんな不安定な心のままで、安定した勝ちなど望めるはずもありません。

基本事項
取引方法やチャート分析に関して
サムネ画像 自分で決めたFXの取引ルールを厳守する
メンタルコントロールに関して
リスク管理に関して
職業別
管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。