FX歴9年 専業トレーダーと学ぶ FXの基礎・応用
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経済指標について

経済指標が良かろうが悪かろうが、決められたトレンドをねじ曲げることはできません。
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目次
  • 非常に多い勘違い
  • ファンダメンタル要因
  • 経済指標発表時に気を付けること
  • 超重要指標
  • 経済指標を利用し、次の値動きを予想する
  • 一週間の経済指標スケジュールから、その週に起こり得る値動きを予想する
  • 値動きは最初から決まっている

非常に多い勘違い

経済指標の話をする前に、ひとつ念頭に入れておいて欲しい事項を書きます。

為替相場には経済指標が毎日発表されており、経済指標が発表されるタイミングで値が大きく動きます。FX初心者に多く見受けられる勘違いですが、実際に為替チャートを動かしているヘッジファンドは基本的に経済指標の結果なんて気にしちゃいません。私も結果数値なんて全く見ていません。市場予想より良かった、悪かったなんて大して意味がないんです。(※政策金利のサプライズ発表を除く)

経済指標の結果が分かっていれば、儲かるのに!(FX初心者)

こういった意見を目にすることがありますが、これは全くの見当違いなので注意が必要です。経済指標の大きな役割のひとつは、「みんなで示し合わせて抵抗をブレイクさせること」です。示し合わせているのは、大口のヘッジファンドや為替チャートを主に「作っている」側の人たちです。経済指標の結果が良かろうが悪かろうが、為替チャートが描き出す決められたシナリオを曲げることはできません。(以下、経済指標の話について)

ファンダメンタル要因

FXには、「ファンダメンタル」、「テクニカル」の2つの大きな要因が値動きに影響を及ぼしています。

テクニカルがチャート分析そのものを主軸としているのに対し、ファンダメンタルはその国の経済・社会・政治などを主な要因としています。具体的には、その国の通貨の政策金利であったり、貿易収支、失業率、消費者物価指数などを指します。

これらは「経済指標」と呼ばれており、毎日何かしらの経済指標が発表されています。経済指標は、各証券会社ホームページでも確認することができます(閲覧無料)。ちなみに私は、マネーパートナーズ(株)の経済指標リストが見やすいので利用しています。

ドル紙幣

経済指標発表時に気を付けること

FXを行うのであれば、経済指標発表のスケジュールは発表時刻を毎日確認する必要があります。確認しなければならない理由は、以下の通りです。

  • その時間前後には、スプレッドが拡大する
  • 経済指標発表を「きっかけ」として、投機的な値動きが発生する(場が荒れる)

経済指標は荒波の発生原因になります。スイングトレーダーはまだしも、デイトレ・スキャルピングトレードを主軸とする者にとって、スプレッド拡大やランダムな乱高下は絶対に避けるべきです。

経済指標発表前には、一旦ポジション整理を行うのが定石です。

超重要指標

経済指標には、「重要度」というものが存在します。

重要度によって、値動きのスケールや、サプライズ発表があったときの市場の反応も変わってきます。重要度は「3ランク制」「5ランク制」など、各証券会社によってランク分けが異なります。

基本、下記に示す超重要指標以外は、「ああ、この時間にはスプレッドが拡大するから面倒だな」、くらいにしか思っていません。経済指標が次の値動きへの「きっかけ」になることがありますが、スプレッドが拡大しているために、初動には乗れません。

超重要指標(☆☆☆)
水曜日 米国のFOMC政策金利発表 翌3:00
米国のFRB議長の会見(要人発言) 翌3:30
木曜日 欧州中央銀行(ECB) の政策金利発表 20:45
欧州中央銀行(ECB)総裁の会見(要人発言) 21:30
金曜日 米国の雇用統計(非農業部門 21:30

※時間はサマータイム(夏時間)のものです。冬時間では1時間後ろにずれ込みます。
※毎月1度発表されます。

経済指標を利用し、次の値動きを予想する

経済指標は、次の値動きへの「きっかけ」に利用されることがよくあります。

例えば、時間軸に対して早く下げ過ぎてしまった場合などには、一旦そのギャップを埋める燃料にされて、値が大きく戻されたりします。逆に、直下の抵抗を壊したいのに手こずっている場合、ブレイクのための燃料にされたりもします。

経済指標を「きっかけ」にして値が動くとは、このようなことを指します。

一週間の経済指標スケジュールから、その週に起こり得る値動きを予想する

例えば、金曜日に「米国の雇用統計(非農業部門)」を控えた週である場合、この金曜日の米国の雇用統計発表の時間を狙って、チャート上の重要ポイントをブレイクさせる「きっかけ」に利用される場合があります。

  • 雇用統計発表までは、そのチャート上の重要ポイントでのブレイク狙いは控えた方が良いかもしれない
  • 今週は雇用統計を控えているので、それまでは比較的緩やかに値動きが推移する可能性がある

といったように、一週間単位で経済指標スケジュールに合わせた値動きを、ぼんやりと想像することができるようになります。今週は週のどこに超重要指標が控えているのか、それを把握しておくことが週単位でのチャート形成・値動きの推移を予想する上での、重要な「指標」となってきます。

発表前


雇用統計の直前

週末金曜日の21:30に発表される雇用統計を前に、当日の昼間から動きが鈍化・収束している。

発表直後


雇用統計の直後

21:30の発表を機に、方向が一挙に決する。

  • 21:30までは目立ったブレイクは起きにくいため、無理にエントリーせず、発表まで様子見を選択するのもよい
  • 当日は動きが鈍化するため、昼間からじっと見ていても、時間の無駄に終わる可能性がある

値動きは最初から決まっている

FX初心者が勘違いしやすい事項に対して、もう一度念を押したいと思います。

  • 経済指標が良かろうが悪かろうが、決められた長期トレンドをねじ曲げることは基本できない
  • 唯一、ねじ曲げることができる破壊力を持つ経済指標は、「政策金利」や「要人発言(金融緩和関連)」
    ※FRB議長のQE(量的緩和策)や、日銀の大規模金融緩和策などの発表

「指標が良い結果なのに、何で上がらないんだよ!」などどいう声を聞きますが、残念ながら指標でトレンドは変えられません。基本、その日その日で値動きのテーマがあり、ロンドンFIXに向けてその大きな流れが決まっており、それが指標によって根本から壊されることはありません。チャートを動かしている大口のファンドには「こういう風に動かしたい」という意図があるため、その方向性を経済指標が良い悪いで変えることはできないのです。

※経済指標の結果次第では、動ける(チャートが壊れない)範囲で、逆に振れる・仕掛けが入ることがあります。

基本事項
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