相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/23

FXにファンダメンタル分析は必要か?

デイトレードやスキャルピングトレードのような時間軸の短い短期トレードに関してのみいえば、ファンダメンタル分析は全くの不要といえます。(経験に基づく持論)
目次
  • 短期トレードに関してのみいえば、ファンダメンタル分析は全くの不要
  • 経済指標が発表されるスケジュール(時間帯)は確認しておいた方がいい
  • 長期的視点に立ったファンダメンタル分析については、私も分からない部分が多い
  • ファンダメンタル要因として考慮すべき因子が多すぎる

短期トレードに関してのみいえば、ファンダメンタル分析は全くの不要

為替予想ではよく「ファンダメンタル分析とテクニカル分析はどちらが優れているか」「ファンダメンタル分析は必要なのか」などといった議論が巻き起こります。これについて論争や明確な答えが出ないのは、「結局のところ誰にも良く分からないから」なのだと思います。

ファンダメンタル分析

ただ、デイトレードやスキャルピングトレードのような時間軸の短い短期トレードに関してのみいえば、ファンダメンタル分析は全くの不要といえます。これはFXを16年やっている私の持論なので、人によっては疑問に持たれる方も居るかもしれませんが、私自身は確信を持って「FXの短期トレードではファンダメンタル分析は不要」と言えます。事実として以下のことが言えるからです。

  • まず根本的な考え方として、雇用統計やGDP成長率などの経済指標はその時間スパンが非常に長いものを対象としており、毎月1回発表される経済指標の結果1つだけを見て長期的な景況変化を語ることはできないという事実があります。そのため、1日単位で完結するデイトレードや、数週間スパンのスイングトレードなどでも、経済指標を軸としたファンダメンタル分析は通用しない。(やっても意味がない)
  • FXの短期トレードではよく、「経済指標の予想と結果の乖離(ズレ)を見て、乖離を修正する方向にエントリーしろ」などど書いてある文献もありますが、私個人の意見としては「経済指標の結果が良かろうが悪かろうが、予め決められたトレンドを壊すことができない」という持論を持っているので、これもやっても成果は上がらないと思います。

経済指標が発表されるスケジュール(時間帯)は確認しておいた方がいい

私が闘っている土俵は1日単位でポジションクローズするデイトレードが中心なので、基本的に経済指標の結果を見ることはありません。ただし、経済指標が発表されるタイミングでスプレッドが開いたり値が乱高下するので、経済指標が発表されるスケジュール(時間帯)は常に把握しています

米雇用統計

発表時間は予め確認するが、発表結果は一切見ない。もちろん先述のように、予想と結果とのギャップを狙うなんてアホくさい行為もしない。(原因はそこではないことを知っているから)

長期的視点に立ったファンダメンタル分析については、私も分からない部分が多い

上記のように私はデイトレーダーなので、FXの短期トレードに関してはかなり確信めいた持論があります。ただ、FXの長期トレードとファンダメンタル要因の関係性についてはまだ私自身も未熟な部分が多いです。長期的な視点で経済指標の結果データをプロットすることもないので、長期的なファンダメンタル分析の経験はほとんどありません。

参考までに、私の長期トレードにおけるスタンスを紹介します。

  • 私自身はテクニカル分析オンリーで為替相場に生き残り続けており、長期足の分析もテクニカル的な思考を基に予想しています。
  • 短期の経済指標結果を見ることはありませんが、要人発言や政策金利の変動はチェックしています。(長期的なトレンドに影響を与えるため)
  • ドル円相場を予想するときには、ユーロドルなど他のドルストレードペアとの相関や、ユーロ円などのクロスペアとの相関を考慮するのはもちろん、日経平均株価との連動性も考慮に入れています。(正の相関性が高いため)

ファンダメンタル要因として考慮すべき因子が多すぎる

長期的な為替相場の変動には、失業率の推移などの経済指標はもちろん、中央銀行の政策金利、株式市場の動向、景気動向の変化など、ファンダメンタル要因として考慮すべき因子が多すぎて全容はかなりぼんやりしてしまうイメージが拭えません。

仰々しくまとめられた個人のファンダメンタル分析結果を、誰が参考にするのかね。(共通性に欠ける)

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。