FX歴11年 専業トレーダーと学ぶ FXの基礎・応用
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影響力の大きい経済指標・要人発言 (要チェックが基本)

コンスタントに市場が反応するのが米雇用統計、一番怖い動きをするのが各国要人発言、普段はあまり動かないがサプライズ発表があると乱高下するのが各国政策金利、といった感じです。
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目次
  • はじめに
  • 影響力の大きい経済指標・要人発言
  • スイスフラン事件のような超危険相場になることも (要人発言)
  • 影響力の低い経済指標でも、数が沢山発表される場合は注意

はじめに

私は基本的に「何%上がった、何%下がった」などといった指標結果を全く参考にしていないので、普段の取引では「この時間に経済指標が発表されるから、スプレッドが開いて面倒だなぁ」程度にしか構えていません。ただし、一部の経済指標や要人発言については、かなり警戒しながら為替相場に臨んでいます。

ここでは、為替トレーダーが特に注目する影響力の大きい経済指標・要人発言を紹介していきます。

影響力の大きい経済指標・要人発言

私がいつも要注意しているのは主に、米雇用統計(失業率含む)、各国政策金利、各国要人発言の3種類です。私は普段ドル円とユーロドルしか触らないので、米ドル・円・ユーロに関係する経済指標や政策金利、要人発言に注意を払っています。豪ドルや南アフリカランドの政策金利など、自分が普段取引している通貨とは関係性の薄いものに関しては、考慮から外しています。(取引に直接支障がないため)

私が気に掛けている経済指標
経済指標名 (政策金利・要人発言含む) 重要度
アメリカ 雇用統計(非農業部門雇用者数)
アメリカが毎月発表する経済指標の中で最重視されている経済指標。雇用変化や失業率に関する統計をまとめたもので、雇用統計の結果を基にFRB(連邦準備制度理事会)が米ドルの政策金利を検討している。
★★★
アメリカ FOMC政策金利
米ドルの政策金利発表。アメリカの経済指標の中で個人的に一番重要視しているのが金利政策。自国通貨の価値を高めたい場合、景気過熱感を抑制したい場合などには利上げを行うのが基本。日本と違って割と自由に利上げ・利下げできる。FOMC=連邦公開市場委員会。
★★★
アメリカ FRB議長の発言
FRBにおいて役職トップに当たるのがFRB議長。FRB議長がどんな内容の声明文を発表するのかに注目が集まる。個人的に最も印象に残っているのが、バーナンキ議長(任期2006年~2014年)による量的緩和策(QE)である。この頃はリーマンショックの混乱期であり、バーナンキが登場して「Hello(ハロー)」と挨拶するだけで米ドルが大暴落していたのを覚えている。この出来事は「ハローガラ」とネタにされていた。(笑)
★★★
日本 日銀総裁の発言
日本円の金融政策について、日銀総裁が何を言うのかに市場の注目が集まる。基本的に日本は超低金利政策を長年続けており、利上げの可能性はほとんどない、というか赤字国債の関係上、利上げできないと思われる。大事なのは上場投資信託(ETF)買い入れや量的緩和策など、金融政策の内容。
★★~
欧州圏
(ユーロ)
ECB政策金利
ECB(欧州中央銀行)が決定する、ユーロの金利発表。ECB政策金利の後にECB総裁の会見が控えているのが通例。(要人発言)
★★★
欧州圏
(ユーロ)
ECB総裁の発言
ECB政策金利発表と時間差で開かれるのがECB総裁の会見。政策金利よりもこちらの方がユーロ相場に与える影響が大きい。昔トリシェ(任期2003年~2011年)総裁が発言していた内容で覚えているのが、「strong vigilance(強い警戒感)」というフレーズ。この発言が会見中に発せられると、利上げ示唆として捉えられていたのを覚えています。
★★★

相場の値動きについてアバウトに説明すると、コンスタントに市場が反応するのが米雇用統計、一番怖い動きをするのが各国要人発言、普段はあまり動かないがサプライズ発表があると乱高下するのが各国政策金利、といった感じです。

スイスフラン事件のような超危険相場になることも (要人発言)

私は普段スイスフランを触らないので直接影響はなかったんですが、要人発言の恐ろしさを体感した事件にスイスフラン事件があります。 (計2回の大事件)

スイスフランはユーロに対して慢性的なフラン高に悩まされており、度々スイス国立銀行が為替介入を行っていることで有名です。(俗に言う水銀砲)

このユーロスイス(EUR/CHF)を巡ってスイス国立銀行の総裁が言い放ったある発言により、ユーロスイス相場は大混乱に陥りました。

ユーロスイス1.2000固定発言による不自然な買い支えと、その発言撤回による大暴落

スイスフラン事件 週足

事の発端は2011年9月6日、時のスイス国立銀行総裁が慢性的フラン高に対する措置として「ユーロスイスを1.2000の固定レートとする」と解釈できる旨の声明を発表。それを受けてユーロスイス相場は1.2000よりも上の水準に一気に大暴騰しました。

その後ユーロスイス相場は1.2000よりも上の水準で不自然に買い支えられる相場が数年に渡って続きましたが、2015年1月15日に突如として1.2000水準での無限買い支え発言を撤回、ユーロスイス相場は1500pipsを超える大暴落が発生しました。これに巻き込まれて焼かれたヘッジファンドや投資家は数知れず。

要人発言、恐ろしや。 (危険度は未知数)

影響力の低い経済指標でも、数が沢山発表される場合は注意

怖い話から元に戻して。

数の暴力というか、1つ1つの経済指標はさほど重要度が高くなくても、それらの経済指標が定刻にまとまって発表される場合には注意です。

経済指標のまとまった発表

経済指標がまとまって発表される時間は注意。細々とした指標が沢山発表されるので、相場の乱高下が予想される

経済指標とファンダメンタル分析
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影響力の大きい経済指標・要人発言 (要チェックが基本)
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