スワップポイントとは、2国間の金利差に相当する金額のことです。為替取引は必ず2国間の通貨で行われるため、そこに金利差という概念が生じます。スワップポイントは、取引通貨の金利差に応じて毎日受け取れる(または支払う)金額になります。
スイングトレーダーやスワップポイントを狙った長期投資が目的である場合、取引所FX(くりっく365)で口座開設するのが良いです。
店頭FXよりも取引所FX(くりっく365)の方が受け取れるスワップポイント額が優遇されており、また受け取りスワップ=支払いスワップなので売り方と買い方の双方に公平性が保たれています。
ドル円 | 豪円 | キウイ円 | 南ア円 | リラ円 | ペソ円 | ||||||
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買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 |
210 | -210 | 87 | -87 | 143 | -143 | 14.6 | -14.6 | 30 | -30 | 20.6 | -20.6 |
上表のドル円「買」は、ドルを買って円を売るポジションを取った場合に付与されるスワップポイントです。これを「買いスワップ」といいます。他通貨ペアついても同様です。
(いわゆるドル円ロング)
ドル円「売」は、ドルを売って円を買うポジションを取った場合に付与されるスワップポイントです。これを「売りスワップ」といいます。
(いわゆるドル円ショート)
自分が現在保有しているポジションにおけるスワップポイントがプラススワップの場合、金利差に応じたスワップポイントを毎日受け取ることができます。逆にマイナススワップの場合、FX会社に対してスワップポイントの支払いが毎日発生します。
通貨ペアによっては、必ずしも買いスワップ=プラススワップにはならないので注意しましょう。また保有した当初はプラススワップであったとしても、中央銀行の金利変更によって金利差逆転も起こり得ることも念頭に置いておきましょう。
まぁ現状、日本円やスイスフランなど超低金利通貨をショートするポジションを持っていれば、金利差が逆転する可能性はかなり低いです。(さすがに30年後までは分かりませんが)
基本的にスワップポイントはポジション決済と同時に清算されますが、FX会社によっては、スワップポイントだけ途中で受け取ることができる所もあります。ただし、このサービスを取り扱っているFX会社は少ないです。
スワップ金利で得た分を証拠金に再分配して新たなポジションを取れると喧伝されたりもしますが、ポジション保有中であってもスワップポイント分は証拠金維持率に反映されるのでその点は大差ないと思います。
あと「スワップポイントの個別決済」は、多分その時点で利益が確定してしまうので、税金の繰り越し処理に影響が出てくると思います。(負け越し分の来年度減税に響くなど)
スワップポイントを重要視するかどうかに関しては、その人のトレードスタイルに大きく依存します。受取スワップ額が多いに越したことはありませんが、その代わりに平時のスプレッドが広かったら、デイトレード主体の私の場合、良いFX会社と判断することはできません。
デイトレーダーやスキャルピングトレーダーは基本的に1日以内で()取引を終えます。デイトレーダーやスキャルピングトレーダーなど短期トレーダーにとっては、スワップポイントよりも取引1回のコストであるスプレッドを重視します。
(スワップポイントは翌朝6:00前後のロールオーバー処理を跨がないと発生しません)
取引所FX(くりっく365)の取扱FX会社の場合、スワップポイントは一律です。スワップポイントに差が生じる店頭FX取引について、FX会社をスワップポイントで比較します。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |