国内FX会社であれば、ドル円、ユーロ円、ユーロドルといった主要通貨ペアであればどこのFX会社でも標準的に取引が可能です。統計を取ったことはありませんが、取り扱える通貨ペア数の種類は10~30通貨ペアくらいが標準だと思います。
中にはサクソバンク証券やOANDA証券のようにマイナー通貨ペアも多数取引できるFX会社もありますが、マイナー通貨ペアの場合、流動性が落ちるため必然的にスプレッド(売値と買値の差)が大きくなる傾向にあります。
主要通貨(メジャーカレンシー)とは国際的な信用が高く、世界中の多くの人が活発に取引している通貨をいいます。基軸通貨である米ドルをはじめ、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフランなどが主要通貨に名を連ねます。
主要通貨同士が組を成す主要通貨ペア。いろいろな通貨ペアに手を出す前に、まずは主要通貨ペアで取引経験を重ねるのがよいと思います。
主要通貨ペア |
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ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ユーロ円、ポンド円、ユーロポンドなど。 |
私はFX歴が15年を超えますが、普段はユーロドルとドル円しか触りません。
ユーロドル(EUR/USD) | 60% |
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ドル円(USD/JPY) | 40% |
ほか | 1%未満 |
主な理由は、ドルストレートペアであり値動きに一定の信頼が置けること、デイトレード向きの値動きをしてくれることなどがあります。
私がFX会社を選ぶ基準として、個人的には通貨ペア数の多さはあまり判断基準に入れていません。どのFX会社でも、ユーロドルやドル円といった主要通貨ペアは取引ができるからです。マイナー通貨ペアを取引できるのは強みでもありますが、マイナー通貨ペアは流動性が低いためにスプレッドが広くなってしまうデメリットもあります。
「FX初心者におすすめの通貨ペアって何だろうなぁ」と、FXを15年やって振り返ってみますが、FX初心者向けの通貨ペアはないと思います。基本的にFXはクソ難しいため、毎日相場と向き合っても最低でも5年くらいの相場経験が必要になります。ユーロ円などのクロス円系ペアは、一見するとFX初心者にも取りやすい局面もあったりしますが、変なクセが付いてしまうのでオススメしません。ドルストレート、中でもユーロドルやドル円辺りの値動きに精通しておくと近道になるかもしれません。
国内業者であれば10~30通貨ペアくらいを取り扱っているFX会社が多いです。中には100通貨ペアを超える取引ができるFX会社もあります。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |