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FX歴15年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/27

FX会社選び ~店頭FX取引か取引所FX(くりっく365)か

FX会社選びで一番最初に考えたいのが、店頭FX取引か取引所FX(くりっく365)かの2択です。短期トレードをしたい人は店頭FX取引、長期トレードをしたい人は取引所FX(くりっく365)がオススメです。
目次
  • FX会社選びで一番最初に検討したいこと
  • 店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)の違い
  • 店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)を比較
  • 結局、どうFX会社を選べばよいのか?
  • 店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)のどちらも取引ができるFX会社

FX会社選びで一番最初に検討したいこと

FX会社選びで一番最初に検討したいこと、それは店頭FX取引業者にするか取引所FX(くりっく365)業者にするかという点です。FX初心者の方は何が何だか分からないかもしれませんが、FX会社は大きく2つに分類されます。初めに検討しておきたいことなので、きちんと理解しておいた方が良いです。

ちなみに私は、FXを始めた2008年当初からずっと店頭FX取引業者を利用しています。

FX会社選び 店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)

店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)の違い

FX会社は、為替レート提示方法の違いによって大きく2つに分類することができます。

店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)
店頭FX取引 各FX会社が決定した独自のレート
取引所FX(くりっく365) 取引所が提示した共通レート

店頭FX取引

店頭FX取引では、インターバンク市場で提示されるレートを参考に、各FX会社が決定した独自のレートを顧客に提示しています。ただ、独自のレートといってもインターバンク市場との乖離はほとんどありません。インターバンク市場との乖離=FX会社の信用に直結する問題であり、顧客に不利なレートを提示し続けるFX会社は自然淘汰されていきます。FX会社の口座を複数持っている方は分かると思いますが、各FX会社間のレートにはほとんど誤差がないことが確認できるはずです。

取引所FX(くりっく365)

取引所FX(くりっく365)では、インターバンク市場で提示されるレートを参考に、東京金融取引所が指定したマーケットメイカーと呼ばれる取引参加者が提示するレートから最も顧客側に有利なレートを提示しています。この共通レートを元に、くりっく365取扱会社(FX会社)が私たちの取引仲介をしてくれます。マーケットメイカーには、三菱東京UFJ銀行をはじめ、コルツ銀行、ゴールドマン・サックス銀行など世界的な金融機関が名を連ねます。

為替レート提示方法に関しては、取引所FX(くりっく365)の方がやや透明性が高いといえますが、基本的に店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)で為替レートに大きな乖離が発生することはほとんどありません。

店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)を比較

店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)の違いについて比較表を作りました。

店頭FX取引 取引所FX(くりっく365)
為替レート インターバンク市場で提示されるレートを参考に、各FX会社が独自のレートを設定して顧客に提示。 インターバンク市場で提示されるレートを参考に、東京金融取引所が指定したマーケットメイカーと呼ばれる取引参加者が提示するレートから、最も顧客側に有利なレートを提示。
スプレッド ★★★★★ ★★★
取引手数料 0円 0円~数百円(枚数による)
スワップ 受取スワップ<支払スワップ 受取スワップ=支払スワップ
スワップ額 店頭FX取引業者間で異なる。 取引所FXの取扱業者間で一律かつ、店頭FX取引業者よりも高水準。
資産管理 分別管理(信託保全) 分別管理(東京金融取引所)
税金 申告分離課税(雑所得)20% 申告分離課税(雑所得)20%
損失繰越 3年間 3年間
スプレッドは星「★」の数が多いほど狭い評価です。
2013年1月1日~2037年12月31日までの25年間、所得税額に対し2.1%の復興特別所得税が課されます。同期間中の税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5%)になります。
比較のポイント
  • スプレッドは店頭FX取引業者の方が狭い。
  • スワップは取引所FX(くりっく365)の方が有利。受け取れるスワップ額も多く、受取スワップと支払スワップが同額()。
  • 税金面や顧客資産に関するリスクについてはほとんど変わらない。

取引所FX(くりっく365)業者の場合、受取スワップ=支払スワップであるために売り方と買い方の双方に公平性があります。一方店頭FX取引業者では、受取スワップ<支払スワップとなっている場合が一般的で、取引の公平性に欠けます。本来、スワップポイント(金利差調整分)は売り方から買い方に同額を支払う(または受け取る)ものであり、ここに差が出ることは公平とはいえない。

結局、どうFX会社を選べばよいのか?

FX会社選びのポイントは、①短期トレードをしたいのか、②長期トレードをしたいのか、でどちらかを選択すれば良いです。

店頭FX取引 短期トレード向き。1回の取引コストが安いため、1日に何度も取引を行うデイトレードやスキャルピングトレードなどをする予定であれば店頭FX取引業者が断然有利。一般に、受け取りスワップ<支払いスワップ。
取引所FX
(くりっく365)
長期トレード向き。受け取れるスワップポイント額が店頭FX取引業者よりも多いため、何年も保有して外貨預金感覚で金利差を狙うのであれば取引所FX(くりっく365)が断然有利。受け取りスワップ=支払いスワップなので公平性も高い。

一日に何度も取引を重ねる短期トレードを考えているのであれば店頭FX取引、数ヶ月~数年に1度だけポジションを持って長期保有するのであれば取引所FX、ということになります。

またFX会社によっては、店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)のどちらも取引ができるFX会社も存在します。

(GMOクリック証券など、ごく一部)

店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)のどちらも取引ができるFX会社

GMOクリック証券では、店頭FX取引口座と取引所FX(くりっく365)口座が同時開設されます。スプレッドも業界トップクラスに狭いので、店頭FX取引口座でスキャルピングなどの短期トレードを行い、くりっく365口座で高スワップを受け取りながら長期トレードを行う、という2つの運用ができます。

管理人
FX歴 15年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。
私が使っているFX会社
GMOクリック証券
  • 業界大手
  • スキャル、デイトレ、スイングどれも対応できる口座
  • 50枚以上のデカい玉をデイトレでぶちかます用
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • くりっく365口座も同時開設でき、スワポ長期投資にも向く
  • 穴が見当たらない総合力の高いFX会社
使用感など
ヒロセ通商
  • スキャル、デイトレ用
  • ここのチャートを観ることが多い(レート表示がパカパカ早い
  • 食品配送してくれる(自営の食品工場あり)
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い(最近やや不安定
  • マイナススワポは不利なので注意(プラススワポは優遇)
使用感など
DMM.com証券
  • 業界大手
  • たまに使う(最近また触り始めてる)
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • スワップポイントが高水準(くりっく365と比較して遜色ない)
  • お金を出すところにはドンと出す印象(経営が上手い
使用感など