たまに、無線LANの繋がるカフェや電車内で為替チャートを開いている人を見掛けますが、私は率直にこう感じてしまいます。
私は絶対に人前ではチャートを開きません。理由についてはいくつかあります。
人によっては、「FX=頭のいい人がやる」というイメージを持っているかもしれませんが、FXは貧者が群がるゲームというイメージが非常に強いです。もちろん億単位のプレイヤーも中には居ますが、多くは数十万~数百万程度の資金力だと思います。FXを始める人の動機には、意外とこんな動機も多いです。
つまり、「お金持ちが資産運用する」というよりも、「貧乏人が夢見る先」という意味合いの方が強いのです。
そう思われながらチャート開くの、嫌だよなぁ。
FXは少額からも始めることができ、また所得の統計的にはお金持ちよりも貧乏人の方が多いので、FXプレイヤーは必然的に貧者の割合が多いといえます。
また、プレイヤーの入れ替えが激しく90%の人間は負けている側です。「勝っている」と言っても強がりに聞こえなかなか理解されにくく、「FXをやる人は総じて負けている」というマイナスイメージも先行しています。
理解してもらう理由もなく、おまけにFXに対するイメージも悪いので、あえて弁解するのも面倒です。
カフェや電車内でチャートを開いている人は、「俺、為替取引してるんだぜ?」という気取ってるアピールがぷんぷんします。FXをやってる当人が言うのもナンですが、私は「FX=貧乏人」のイメージの方が強いので、こういう人を見かけると「うわぁ・・・」と思ってしまいます。
なぜ、カフェや電車内で取引を行う必然性があるのか?
きちんと勝つのであれば、人混みの中ではなく、環境の整った集中できる場所で行うのが当然です。カフェや電車内でチャートを見てしまうというのは、「値動きが気になって仕方ない」という理由もあるかもしれません。そしてその多くは「負けて損失を出している途中だから値動きが気になる」という状況に置かれていることが多いです。
私が、カフェや電車内でチャートを見ている人に対して「どーせ負けてるんだろうな」と思ってしまう理由はここにあります。
FXは少額でもできますが、基本的にFXを行っている人は「ある程度まとまった大金を持っている」というイメージがあります。これは、FXを知らない人であればあるほどそういったイメージを持っているだろうと推察されます。
人間はお金を持っていると、それをアピールしたくなる衝動に駆られます。
ところが、お金を持っているとアピールすることは、それだけ盗難や事件に巻き込まれてしまう可能性も高めることになります。
日本では、「宝くじに当選した」という事実をデリケートに捉えています。
1000万円以上の高額当選者には「その日から読む本」という本が無料配布されていますが、この本には、突然大金が舞い込んできて浮かれている人への警告・注意点などが丁寧に説明されています。
アメリカなどの海外では、TV番組などを通じて「宝くじ当選」の事実を実名・顔入りで公表したりもしていますが、とんでもないことです。(スポンサーの関係上、公表する義務がある)
これは「私はこれだけのお金を持っていますよ」という事実が広く一般に知らされ、強盗・殺人のターゲットにされかねない危険性を孕んでいます。
実際に、高額当選者だと周囲に知れ渡ったことで身内・親戚からたかられ、また凄惨な殺人事件に巻き込まれるケースも起きています。
「能ある鷹は爪を隠す」という故事があるように、お金持ちの中には普段の生活を質素に装っている人も数多く居ます。
自分がお金持ちであることを口外するかしないかについては、人によって意見が分かれそうですが、私の場合は、絶対に自分がお金を持っていることを不特定多数の人間に口外したりはしません。
カフェや電車内でチャートを開くなどの行為は、「FXやってます」というアピールでもあります。
実際にお金を持っている・持っていないに関わらず、無用なトラブルを自ら呼び込む行為に等しいです。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |