余程のことをしなければFX口座の凍結はされませんが、一部で口座凍結される事例もあるので頭の片隅に置いておいた方がよいです。
「FX口座凍結」というと何だかこちらが悪いことをして預け資産(証拠金)まで没収されてしまうような印象も受けますが、「FX口座凍結 = そのFX会社で取引できなくなるだけ」です。
うちじゃあなたの取引の面倒見れないから、他へ移ってくれ。
こんなニュアンスだと思います。別に預けている証拠金まで没収される訳ではないので、その点は心配に及びません。
では一体、口座凍結にはどんな事例があるのか確認していきましょう。
FX口座を開設する際、氏名、年齢、住所、職業、年収、投資経験などの情報を入力しますが、こちらに虚偽が発覚した場合、FX口座を凍結されるケースがあります(他人名義で口座開設するなど)。また、暴力団などの反社会的勢力に属していることが発覚した場合も、同様に口座凍結されてしまいます。
FX口座を凍結された事例で多いのが「高速スキャルピングを繰り返す行為」です。
スキャルピングとは、利幅1~5pips程度の細かな取引を繰り返す行為です。特に1秒間など短時間にスキャルピングを繰り返す行為を高速スキャルピング(秒スキャ)などとも呼んでいます。
FX会社では、「短時間で注文を繰り返す行為」や「過度な投機的取引を繰り返す行為」を禁止している場合が多く、高速スキャルピングはこれらの定めに抵触します。
何百枚を超える取引を秒単位でバンバン繰り返されると、取引サーバに負荷が掛かる点も嫌われる要因だと思います。
私はスキャルピングも行いますが、1~5秒以内の高速スキャを繰り返している訳ではないので警告を受けたことはありません。そもそもスキャルピングは身体的疲労や効率が悪いため、あまり勧めません。「スキャルピングだから儲かる」ということもないので。
これは多分、FX会社が提供している取引ツールを改悪したり、不正に自動売買プログラムに繋いで取引注文を出す行為を指していると思います。普通に取引している分には絶対に起こり得ない事ですし、Webプログラミングに精通している人間でなければこういった行為はできません。
プログラムの不正改悪によって、人間のスピードでは考えられないような超高速売買を実行させる行為だと思います。手動スキャルピングや、独立した自動売買ソフトを併用する行為とは性質が異なります。
基本的に、普通にFX取引をしていれば口座凍結されることはありません。口座開設時の本人情報を正確に入力し、FX会社が提供する取引ツールを通常通り使用していれば問題ありません。ただ、100万通貨単位以上の注文を短期間に繰り返す高速スキャルピングのような行為をしていると、口座凍結される場合があるので注意してください。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |