ナンピン(難平)を分かりやすく一言でいうと、
ナンピンの英語表記は「Averaging」、つまりポジションの平均化を意味します。
上図の例では、100円で買った投資商品が値下がりしてしまいましたが、その途中の90円でナンピン(買い増し)を行いました。同じ枚数(取引量)を買い増ししたので、この時点における平均ポジション価格はで95円です。
ナンピンを行わなかった場合のポジション価格は100円であったのに対し、下落途中でナンピンをすることで平均ポジション価格を95円に下げることができました。(平均損失を薄める行為)
ナンピン行為については議論が分かれるところですが、一般にはナンピンに否定的な意見が多い印象です。
私個人の意見としては、「計画的ナンピンであれば、立派な投資戦略」であると思います。
あらかじめ計画するとは、以下のようなことを指します。
特に、買いが集中していて、いちいち下で待っていては乗り遅れてしまう場合などには、段階的に買いを入れる行為が効果的になります。
ほぼ確実に高値を抜いてくると確信している場合、段階的に買うことは私にもよくあります。
ナンピン自体は上記のように効果的な側面もあるのですが、頭ごなしに「ナンピンは駄目だ!」と決めつけている人も居ます。そういった人達は以下のよう点を指摘しています。
こっちの悪いイメージが先行しているがゆえに、ナンピンは駄目なイメージが定着しています。もちろん、こんな愚行をしていたのでは退場は免れませんが、効果的な側面もあるため、私自身はナンピンそのものに否定的な立場ではありません。
計画的に買い増しゾーンを決めて取引しているのであれば、ナンピンはOK。
この場合、以下のことを念頭に入れておく必要があります。
どこまで下がり続けるのか自分でも分からないものに対し、断続的に買い増し(ナンピン)をする行為はNGです。
助かるのは5年後か、それとも30年後か?
塩漬けで全く運用できないお金ばかりが増えて、贅沢も出来ずにおじいちゃんになっちゃうYO。
ちなみに、これまで買い(ロング)の場合を例に話を進めてきましたが、売り増し、売りナンピンも同様にナンピン行為(ポジションの平均化)に該当します。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |