FXは90%の人間が負けている世界だと言われています。また、プロディーラーでも半数近くが負けているというのを耳にしたことがあります。
偏見と誤解をはじめに取り除いておきますが、為替相場はランダムに動く事象ではありません。
「適当に動いているものを相手にしているから、負けるんだ」
という偏見と誤解を先に取り去っておかないと、この記事を正しく理解して読めないので時間を無駄にします。
FXの勝敗に関しては、個人的には95%くらい負けてるだろ(笑)と思ってます。
負けている人 95% |
全財産失うなどして退場した人 | 15% |
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負けているが、まだ続けている人 | 80% | |
勝っている人 5% |
勝っているが、年利20%未満 | 4.9% ←私はココ |
年利20%以上勝っている人 | 0.1% | |
勝っているうちに止めた人 | 除外(勝負の土俵から去った人) |
ちなみに「勝っているうちに止めた人」は含めていません。「逃げた」という訳ではありませんが、そもそも同じ勝負の土俵から去っているので、同次元で扱うのは適切ではないという個人の感覚によるもの。
勝負事から去った人を「利口」と考えるかは、思想の違いが絡みますが、個人的には「戦って負けた人」よりも下位に評価しています。
90%の人間がFXで負けてしまう、または退場せざるを得なくなる理由には、以下の要因が挙げられます。
「5年以上の経験が必要」とは、私の個人的な経験則や、周囲の仲間の声から概算しています。
また「スプレッドの分で長期的に資産が減っていく」という意見もありますが、これは的を得ているようで的を得ていない意見だと思います。他の要因に起因するところが遥かに大きいため、個人的にはスプレッドの影響は小さい。損切貧乏で資金を減らすことはあっても、スプレッドが積み重なって資金不足になることは基本ないでしょ。
個人的にFXで負けてしまう理由、退場せざるを得なくなる理由で一番多いパターンは、以下だと思います。
チャート経験値のなさ、過信、いつの間にかハイレバレッジ、爆死、このパターンが非常に多い。
負けている人とは、「資金が尽きて退場した人」も含みます。
安定して勝てる実力を身に付けるには、長い長い道のりが待っています。その領域に足を踏み込む前に、道のり半ばで挫折し退場を選んだ人、または口座資金が尽きてしまった人は数多く居ることでしょう。
これらの人間が、「負けている人は90%」という高い数値へ押し上げている要因のひとつでもあります。
FXは、生半可な気持ちでは到底生き残ることはできない世界です。それが90%という高い数字に反映されています。
だから、「勝つこと」よりも、まずは「生き残ること」を第一に考え、その上で長いスパンで実戦経験を積んでいく必要があります。いきなり「資産が2倍になった」とか、「毎日勝ち続ける」といったような目標を抱くのではなく、まずは「守り」のテクニックを徹底的に磨くべきです。
守りを徹底的に磨いて相場に生き残り、ゆっくりと実践経験を積んでいく。安定して勝てる実力が身に付くのを信じ、挫折と絶望の中で諦めずに何年も続けるしかありません。
(ハードだろう? FXトレーダーは忍耐力・狂気・自制心・鉄の心が必要)
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |