FX歴9年 専業トレーダーと学ぶ FXの基礎・応用
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FXにはどんな危険性があるのか (FXのリスク)

FXのリスクにはどんなものがあるのか、ピックアップしていきたいと思います。
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目次
  • FXのリスク
  • 損益に係るリスク
  • 取引システムに係るリスク
  • その他リスク

FXのリスク

FXは元本保証のない金融商品です。元本保証のない金融商品には、債券投資、投資信託、株式投資、FX、不動産投資などが挙げられますが、中でもFXはハイリスク・ハイリターンの金融商品に分類されます(※レバレッジ次第)。そのため、リスクマネジメントに関しては他の金融商品以上に気を配る必要があります。

FXのリスクにはどんなものがあるのか、ピックアップしていきたいと思います。

  • 損益に係るリスク
  • 取引システムに係るリスク
  • その他リスク

損益に係るリスク

損益に直接関わってくるリスクについて紹介します。

為替変動リスク

外国為替相場では24時間常に為替レートの変動が起こっており、この動きを予想することでマーケットプレイヤーが利益を得たり逆に損失を被ったりしています。為替レートは経済指標の発表や要人発言などによって乱高下する場合があり、こういった経済指標の発表は注視する必要があります。また、マーケットが休場となる土日を挟むことで、金曜日のクローズレートと翌月曜日のオープンレートに大きな乖離(窓)が開くこともあります。為替変動リスクとはいいますが、基本的に「為替変動・値動き」がなければ利益を出すこともできないため、FX取引を行う上で必ず付いて回るリスクになります。FX取引の利益のメインとなっているのが、為替変動を利用した売買差益(キャピタルゲイン)です。

為替相場
金利変動リスク

FX取引は2国間の通貨を売買する取引のため、そこに金利差の概念が生じます(スワップポイント)。スワップポイントは取引する通貨ペアの金利差に応じて毎日自動的に受け取る(または支払う)ことができる利子収入(インカムゲイン)のことです。通貨の金利は各国の中央銀行が発表する「政策金利」によって決められるため、経済情勢によっては金利差の逆転が起こってスワップポイントを受け取る側から支払う側に変わることがあります。マイナススワップは毎日支払わなければならないため、マイナススワップが蓄積することでFX口座の純資産(時価評価総額)が減少したり、資産状況によってはロスカット水準に近づいてしまうリスクがあります。

流動性リスク

基軸通貨である米ドルをはじめ、日本円やユーロ、ポンドなど国際的な信用性が高い通貨(ハードカレンシー)は、高い流動性を誇るため流動性リスクは低いといえます。しかしこれらハードカレンシーであっても、株式市場の休場や祝日における取引においては、値動き(ボラティリティ)が低下することで適正なレート表示が難しくなる場合があります。また、普段から極端に流動性の低い通貨を取引する場合、相対取引を行いたくても肝心の取引相手が見つからずにスプレッド(売値と買値の差)が拡大してしまうリスクがあります。

レバレッジに伴うリスク

FX取引の最大の魅力として、レバレッジ(てこの原理)を利用した証拠金取引があります。証拠金取引は、少ない元手で大金を動かせる魅力ある仕組みですが、レバレッジの掛け方次第ではハイリスク・ハイリターンな取引になる恐れがあります。ハイリスク・ハイリターンな取引はギャンブル性が高く、大きな利益を上げられる反面、大きな損失を被る可能性を秘めた諸刃の剣です。高レバレッジ取引を行っている際に急激な為替変動が起こって口座資金を大幅に失ったり、口座資金以上の損失(追証)を被る危険性を秘めています。

取引システムに係るリスク

取引システムや、インターネット回線を利用して注文する際に起こり得るリスクについて紹介します。

回線トラブルに伴うリスク

私たちはパソコンやスマートフォンなどのネットワーク回線や、電話回線などを利用してFX会社に為替取引の注文を行うことができますが、これらネットワークインフラに回線トラブルが生じた際には、新規注文や決済注文をFX会社に伝える手段が断たれてしまうリスクがあります。また、FX会社が金融機関と相対取引を行うインターバンク市場においても、回線トラブルによって正常な為替レートの提示が妨げられてしまうリスクがあります。(為替レートの遅延や乖離、スプレッドの拡大、レート配信停止など)

回線接続
サーバダウンに伴うリスク

FX会社側のメンテナンス不備や、相場の乱高下によって注文が殺到してサーバに一時的に大きな負荷が加わった場合、FX会社の取引サーバがダウンしてしまうことがあります。取引サーバがダウンしてしまうと、決済注文やロスカット(強制決済)などの措置が正常に作動しなくなり、ポジション保有中の顧客に大きな損失を被る場合があります。

取引システム不具合に伴うリスク

私たちがFX会社に取引注文を行う際、多くの場合はFX会社が開発した取引システムを利用することになります。この取引システムに不具合やバグがあった場合、私たちが意とするような内容で正常に取引注文が行われなかったり、思わぬ損失を被る場合があります。

その他リスク

上記には分類されない、その他のリスクについて。

信用リスク

店頭FX取引の場合、顧客側はFX会社を通してインターバンク市場の為替レートに近いレートで取引することができます(相対取引)。取引所FX(くりっく365)と異なり、店頭FX取引ではFX会社独自の為替レート(※ほとんど乖離なし)で取引を行うことになるため、FX会社の信用状況によっては、顧客側に不利なレートが提示されることがあります。※ただし、これはかなり稀なケースだと思います。「顧客側に不利なレート提示」はFX会社の信用問題に関わる事項であり、FX会社側にとっては顧客離れに繋がる恐れがあるからです。また、ひと昔前は顧客資産の分別管理に義務がなかったため、この点も信用リスクに当たりました。現在は金融庁の法改正によって分別管理が義務化されています。(FX会社が倒産しても顧客資産は守られます)

握手
リーガルリスク

FXに関わる法律の変更や法的紛争などにより、顧客側に不利益となる場合があります。FXは比較的新しい金融商品であるため、法整備がまだ不十分な点があり、法改正や外国為替証拠金取引に係る税制および関連法規の変更等によって、顧客側に不利益となる状況が生まれることがあります。(※稀です)

カントリーリスク (ソブリンリスク)

外国為替取引は2国間の通貨を取引するため、対象国に有事があった場合、急激な為替変動が起こるリスクがあります。国債格下げ、デフォルト(債務不履行)、クーデターや政変、テロリズム、通貨価値を引き下げるデノミネーション、ハイパーインフレなど、国家の信用によってはこれらのカントリーリスクが伴います。

はじめに
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管理人
  • FX歴9年 (2008年~)
  • デイ・スキャル (原則持ち越しなし)
  • 月利3% (破産確率を考慮)

長く勝ち続けること。
無理せず淡々と利確。
欲が出たときこそ危ない。
元手あっての世界。

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