相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/12/01

長期投資の考え方・基本スタンス

経済には好景気・不景気が存在し、それぞれの局面で買われやすい商品・通貨があります。世界経済の流れを掴むためには、常にあらゆる相場に目を通しておくことが重要になります。
目次
  • 世界経済の「呼吸」を掴む
  • 株式市場・為替市場・商品市場の動向に目を光らせておく
  • 相場を確認するための手段
  • 最低限、把握しておきたい相場
  • 為替相場における、好景気と不景気

世界経済の「呼吸」を掴む

『世界経済の「呼吸」を掴む』と言うとちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに世界経済は今現在、好景気(リスクオン)と不景気(リスクオフ)どちらに触れているのかを掴むことです。

経済には好景気・不景気が存在し、それぞれの局面で買われやすい商品・通貨があります。具体的には、好景気には株式市場全般が強含み、不景気には金などの現物相場や日本円・スイスフランなどのリスク回避通貨に投資資金が流れます

長期投資の極意

結論から先に述べますと、

  • 5年~10年スパンで変化する世界経済の好景気・不景気を掴み、いま現在、投資資金が流入している商品相場に投資する。(トレンド追従)
  • いろいろな市場に目を光らせ、底値付近にまで落ちた投資商品を拾って長期保有する。(安値仕込み)

これが長期投資の極意となります。

「え? そんな流れ掴めないよ」

と言う人も居るかと思いますが大丈夫です。為替相場を5年ほど経験するだけでも、世界経済の流れに対するアンテナが敏感に働くようになります。

世界経済

何事も興味さえ持っていれば、自然と知識や経験は磨かれていくものです。

株式市場・為替市場・商品市場の動向に目を光らせておく

世界経済の流れを掴むためには、常にあらゆる相場に目を通しておくことが重要になります。

情報のインプットがなければ、流れもクソもありません。

いろいろな市場

  • 株式市場(ニューヨークダウ、ナスダック、日経平均、上海株式、ドイツ株式DAX etc.)
  • 為替市場
  • 商品市場(現物市場、先物市場)
  • 債券市場(日本国債、ギリシャ国債 etc.)

アメリカの株式市場にはニューヨークダウ、ナスダックという2種類の指標がありますが、私はニューヨークダウの方を見ています。あくまでアメリカ株式市場の全体的な流れを掴むのであれば、ニューヨークダウ平均株価を参考にした方が良いように思います。

日本にも東証一部、東証マザーズ、ヘラクレスなどの市場がありますが、日本経済全体の流れを掴む目的であれば日経平均株価を見れば事足ります。

東京証券取引所

相場を確認するための手段

インターネットやyahooサービスなどでも株式市場や為替市場は確認できますが、チャートが小さい、時間軸を自由に選べないなど、制約も多いです。

私は株式市場、為替市場、商品市場それぞれに、別の証券会社で口座開設しています。

株式市場、債券市場 SBI証券
為替市場 GMOクリック証券ほか
商品市場 IG証券

株式市場、債券市場のことならSBI証券

大手証券会社のSBI証券は、国内株式、外国株式などの株式市場をはじめ、債券市場、投資信託なども幅広くカバーしている証券会社です。私が株取引を行う際は、主にこの証券会社を利用しています。

為替市場は、GMOクリック証券ほか

FX(為替取引)を専門としている証券会社(FX会社)は非常に沢山あるので、実際に自分が使ってみて比較してみると良いと思います。私自身は、複数のFX会社に分散投資しています。

私が使っているFX会社
メイン口座 GMOクリック証券
サブ口座 DMM.com証券ヒロセ通商
2023/12/18現在

商品市場のことならIG証券

商品市場というと、金・銀・プラチナ・原油などの商品(コモディティ)になりますが、商品市場に参加するにはCFD(差金決済取引)を利用することになります。

CFDとは、簡単に説明するとFXと同様にレバレッジを利用して、金・銀・プラチナ・原油など様々な投資商品に対して証拠金取引を行える取引サービスをいいます。FXも証拠金を担保に取引を行う「差金決済取引」なので、広義にはFXもCFDに含まれます。

商品市場を確認しておきかった私は、数多くの商品銘柄を取り扱っているIG証券に口座開設をしています。ただし、IG証券のUI(取引画面)はイマイチなので、もっと良い証券会社があるかもしれません。

最低限、把握しておきたい相場

世界経済全体の流れを掴む上で、最低限把握しておきたい相場をピックアップします。

株式市場 ニューヨークダウ、日経平均、上海市場
為替市場 ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ユーロポンド、オジドル
商品市場 金、原油

好景気(リスクオン相場)で買われやすい

  • 株式市場全般
  • オーストラリアドル
  • ポンド
  • ユーロ
  • 米ドル

不景気(リスクオフ相場)で買われやすい

  • スイスフラン
  • 米ドル(基軸通貨の観点から)

政情不安における投機対象となりやすい

  • 原油

リーマンショックで世界恐慌に見舞われた2008年~2010年頃、景気の冷え込みで行き場を失った投機マネーが原油に集中し、原油価格が大暴騰した時期があります。

原油は何かと政情不安における投機対象になりやすい印象を受けます。

WTI原油価格 週足

WTI原油価格。WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、アメリカ国内の原油先物市場です。

為替相場における、好景気と不景気

世界経済が為替相場に及ぼす影響や、好景気に買われやすい通貨・不景気に買われやすい通貨などについては以下で紹介しています。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。