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金利の仕組みと通貨安、通貨高について

通貨の循環が滞ると、生産と消費という市場経済そのものが停滞してしまう恐れがあります。そのため、不景気やデフレ時には市場に通貨が流通するように金融緩和が行われます。
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目次
  • 金利の仕組み
  • 日本が慢性的に苦しんでいる通貨高

金利の仕組み

通貨に金利を設定する目的にはいくつかあります。主には物価コントロールのために金利を設定しています。

  • 金利という付加価値をつけることで、通貨価値を高めようとする(インフレ抑制)
  • デフレ時には金利を引き下げることで通貨価値を落とし、市場に通貨が多く流通するようにする(金融緩和)

好景気

好景気時には人々の購買意欲が高まるため、インフレーション(物価高)が進行する傾向にあります。物価高=通貨安でもあるため、インフレーションがどんどん進行してしまうと相対的にその国の通貨価値が下がってしまいます。そういった好景気時における市場の過熱感を抑制するために、金利を引き上げて金融引き締めを行います(インフレ抑制)。

不景気

逆に不景気時には人々の購買意欲が低下し、皆商品の購入を控え貯蓄に走ります。不景気時には物が売れなくなるため、デフレーション(物価安)が進行する傾向にあります。デフレーションでは通貨の市場流通が滞ります。

通貨はよく血液に例えられますが、血液の循環、つまり通貨の循環が滞ると、生産と消費という市場経済そのものが停滞してしまう恐れがあります。そのため、不景気やデフレ時には市場に通貨が流通するように金融緩和が行われるのです。金融緩和は金利引き下げのほか、通貨を大量に刷ることでも実現されます。アメリカの中央銀行に当たるFRB(連邦準備制度)は、2008年に起こったリーマンショック時には量的緩和策(QE)を行うことで不景気からの脱出を見出そうとしました。

蛇口

金融緩和・金融引き締めは、蛇口の開け閉めに例えられることもありますね。

金融緩和、つまり蛇口を緩めることで通貨の市場流通が勢いを増します。逆に、金融引き締め、蛇口を締めることで通貨が過剰に市場流通することを防ぎます。

イラスト

公開市場操作(オペレーション)

日銀は、国債を買い入れたり売却することで市場に出回る資金の調整を行っています。これを公開市場操作(オペレーション)といいます。「買いオペ」とか「売りオペ」とか聞いたことがあるかもしれません。

買いオペ 日銀が国債などを買い入れるオペレーション。市場に資金を供給し、流通を促します。買いオペは、金利の引き下げに繋がるとされます。
売りオペ 日銀が国債などを売却するオペレーション。市場から資金を引き上げ、流通を滞らせます。売りオペは、金利の引き上げに繋がるとされます。

日本が慢性的に苦しんでいる通貨高

貯蓄をする者にとって通貨高は歓迎すべきものではあるのですが、自国の通貨高は輸出競争力の低下を意味します。特に日本は輸出国であるため、日本の製品が高いと海外で売れにくくなってしまいます。物が海外で売れなくなると、日本経済を牽引している自動車などの輸出業界が冷え込み、その業界で働いているサラリーマン給与が下がります。また、法人税で国に納める税額も落ち込むため、日本国全体の経済に大きな影響を与えることになります。

日本は世界有数の債券国として海外の投資家には認知されており、有事の際には日本円を保有するのが慣例のようになっています。リスクオフ通貨と呼ばれる通貨は、日本円の他には米ドル(基軸通貨)、スイスフランなどがあります。

基本事項
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