相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/26

FX取引ツールが重いと感じたら、まずは自分の取引環境を疑ってみる

私が実際に遭遇したFX取引ツールの遅延について紹介します。
目次
  • FX取引ツールが重い!
  • FX取引ツールが重くなる・固まってしまう原因は大きく2つ
  • FX取引ツールが重くなる・固まってしまう症状(例)
  • まずは自分の取引環境を疑ってみる

FX取引ツールが重い!

皆さんもFX取引ツールを使っていて不便に感じた経験があるかもしれません。FX取引ツールの動作が重かったり、急に固まってしまうなどの症状はFX取引の妨げになります。特にスキャルピングトレードなど秒単位の正確さが要求されるトレードでは死活問題となります。

私が経験したことのあるFX取引ツールの不具合には以下があります。

  • FX取引ツールをダウンロードしたけど、使ってみたら動作が重くて注文が上手く入らなかった。
  • FX取引ツールが突然重くなった。
イラスト

FX取引ツールが重くなる・固まってしまう原因は大きく2つ

FX取引ツールが重くなる・固まってしまう原因は大きく分けて2つあります。

1. パソコンのスペックが足りていない(特にCPU・メモリ)

パソコンのスペックが足りていないとFX取引ツールの動作が重くなります。これは突然重くなるというよりも、FX業者の取引ツールをダウンロードして使ってみた際に気が付くことなので、意外に原因の突き止めは簡単かもしれませんね。

私が昔(2010年頃)使っていた5万円くらいのノートパソコンは、スペックがやや低かったのでFX取引ツールの動作に支障がありました。注文は通るのですが少し動作が重かったので、スキャルピングは難しかったです。(思ったタイミングで注文が通らない)

当時使ってたノートパソコン(遅い)のスペック
CPU(クロック周波数) 1.35GHz
コア数 2コア(デュアルコア)
メモリ 4.0GB

このレベルだと現在のFX取引環境では多分アウトです。

FX取引に適したパソコンを選ぶ際には、CPUスコア(処理速度を測る推定総合値)に気を付けた方がいいです。

Intel製品で例えるなら、Intel Core i3~i5辺りなら及第点なのかな。

2. インターネット回線速度の落ち込み(混雑する時間帯が存在する)

FX取引ツールが突然重くなる・固まってしまう原因で分かりにくいのが、ある特定の時間帯だけインターネット回線速度が落ち込んでいるという症状です。

インターネット回線速度は、接続環境によっては夜間帯(18:00~24:00の間のどこか)に速度の落ち込みが発生する場合があります。

夜間帯はインターネット利用者が増えるので、回線が混雑してインターネット回線速度が著しく落ち込むことがあります。落ち込み具合によっては、FX取引ツールの遅延にも繋がります。

特定の時間帯だけインターネット回線速度が落ち込む原因の多くは、契約しているプロバイダにあります。私自身もFX取引ツールが夜間帯だけ重くなる症状に悩まされたことがありますが、その原因はプロバイダにありました。(本症状はプロバイダを変更することで改善)

恒久的にインターネット回線速度の落ち込みが見られる場合、インターネット接続機器(モデム・ONU・ルータ・無線LANなど)に不具合が生じているケースもあるので、原因の切り分けが必要になってきます。

FX取引ツールが重くなる・固まってしまう症状(例)

私が実際に遭遇したFX取引ツールの遅延について紹介します。

DMM.com証券(DMM FX PLUS)

DMM.com証券が提供している「DMM FX PLUS」は、Webブラウザで動くタイプのFX取引ツールです。

DMM FX PLUS

インターネット回線速度が極端に遅くなると、画面中央にクルクルするあれが出ます。ずーっとクルクルしている場合、諦めて再ログインした方がよいです。これが頻繁に出るようなら、自宅のインターネット回線速度を調べてみることを勧めます。

ローディング

マネーパートナーズ(HyperSpeed NEXT)

マネーパートナーズが提供している「HyperSpeed NEXT」は、ローカル端末にダウンロードして使うタイプのFX取引ツールです。

HyperSpeed NEXT

インターネット回線速度が極端に遅くなると、「ログイン接続が切れました」「ネットワークが切断したため、オフライン状態に移行します」という旨のアナウンスが出ます。

HyperSpeed NEXT 接続状態

画面右上の接続状態ランプが赤くなります。(上は正常な接続状態)

ヒロセ通商(LION FX .NET版)

ヒロセ通商が提供している「LION FX」は、ローカル端末にダウンロードして使うタイプのFX取引ツールです。

LION FX FX取引画面がフリーズ

インターネット回線速度が極端に遅くなると、注文ボタンを押したときに画面がフリーズします。こうなってしまった場合、一度アプリケーションを落とす必要があります。右上の×印から落とせますが、それでも落ちないようならタスクマネージャーからexe終了させるか、パソコンを再起動させます。(大体は×印から落とせる)

インターネット回線が断絶するような状態だと「一時的にインターネット回線接続が不安定になりました」というポップアップが出ます。この場合は、再度ログインし直すことになります。

まずは自分の取引環境を疑ってみる

上で紹介した症状は私のFX取引環境に不都合・不具合が生じていたために発生していました。

  • FX取引に使用しているパソコンは、CPUがIntel Core i3クラス以上ある。(Intel Core i5なら安心)
  • FX取引に使用しているインターネット回線は、混雑時でも5.0Mbps以上の下り回線速度がある。(1.0Mbpsでも動くが5.0Mbpsは欲しい)

これらを満たしているのにも関わらず、FX取引ツールに不具合がある場合は、FX業者に問い合わせてみましょう。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。