FX歴9年 専業トレーダーと学ぶ FXの基礎・応用
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ユーロスイスの特徴 (EUR/CHF)

スイス中央銀行はフラン高に歯止めをかけようと、度々市場介入を行っています。 (水銀砲)
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目次
  • ユーロ(EUR)について
  • スイスフラン(CHF)について
  • スイス中央銀行が目を光らせている通貨ペア
  • 原則固定レート「1.2000」発言と、その後の混乱
  • 時間足レベルでも勝負になる
  • 個人的採点

ユーロ(EUR)について

欧州連合

ユーロ通貨に関する基礎知識については、ユーロ(EUR)についてで紹介しているので、そちらを参考にしてください。

スイスフラン(CHF)について

スイス国旗

スイスフランに関する基礎知識については、スイスフラン(CHF)についてで紹介しているので、そちらを参考にしてください。

スイス中央銀行が目を光らせている通貨ペア

スイスフランは慢性的にフラン高による輸出抑制に悩まされており、特にユーロとのレートを注視しています。スイス中央銀行はフラン高に歯止めをかけようと、度々市場介入を行っています。 (水銀砲)

ユーロスイス 月足

慢性的なフラン高は2007年~2008年のサブプライムローン、リーマンショック期から始まり、世界的な景気が上向き出す2012年頃を過ぎてもなお、フラン高は是正されていません。

2015年1月には、ユーロとスイスフランの通貨価値が等しくなる「通貨パリティ(1.0000)」を達成しています。

原則固定レート「1.2000」発言と、その後の混乱

フラン高抑制のためにスイス中央銀行が起こした有名な事件があります。

2011年9月6日、スイス中央銀行がユーロスイス(EUR/CHF)のレートを原則1.2000に固定すると表明、無限介入も辞さない姿勢を示すと、ユーロスイス相場は一時パニックとなります。

スイスフラン事件 週足

さらに2015年1月15日には、およそ4年間に渡って続けていた1.2000の固定レートを撤回すると発言。ユーロスイス相場は大混乱に陥り、たった1日で1500pipsもの歴史的大暴落(フラン高)を引き起こします。 (スイスフラン事件)

スイスフラン事件 日足

スイス銀行による無限介入によって守られていた「フラン安」の防波堤が崩れ、一気にユーロ安フラン高が加速し、通貨パリティ「1.0000」をも抜いています。

ストップが正常に機能せず、追証になる人も

スイス中央銀行が「1.2000」で無制限に介入するという言葉を信じて、1.2000を背にロングポジションを持っていた個人投資家も居ました。

この混乱ではストップも正常には働かず、口座資金の全てを失って、さらには到底払いきれないような巨額の追証を抱えてしまった人も居ます。

1.2000の反発を利用して確実に儲けるどころか、一夜にして退場と莫大な借金を背負ってしまったのです。

この事件に関して

一連の騒動(スイスフラン事件)は、スイスフランの市場における取引規模が小さいがために、このようなとんでもない乱高下が発生してしまったといえます。

まぁ、取引規模の小さいマイナー通貨は極力触るなということと、「確実に儲かる」なんて、そんな都合の良い儲け話はないということです。

時間足レベルでも勝負になる

物好きな方はどうぞ。

60分足

ユーロスイス 60分足

4時間

ユーロスイス 4時間

日足

ユーロスイス 日足

ユーロとの相関性が高いだけあって、割と綺麗に推移する印象。ただ、日足の1500pips下げを見てしまうと取引する気が失せる。(笑)

個人的採点

難易度
上級者向け (※介入による値動きが危険な通貨なので、あえて触らなくても良い)
値動きの信頼性
スキャル
デイ ☆☆☆
スイング

スイス中央銀行の介入や、スイスフラン事件を見てしまうと、スイスフラン自体を触ることに危険性を覚える。あえてこんな危険な土俵で戦う必要もない。

スプレッドが広いので、スキャルには不向き。60分足や4時間足は比較的綺麗で、デイトレードでも勝負が可能。スイングトレードは・・・発言一つでとんでもなく急変動するので、持ち越す行為自体が非常に危険といえる。

ユーロスイスが取引できるFX会社

ユーロスイスが取引できるFX会社は少ないと思います。あまり興味本位で触る通貨ペアでもないので。私の場合、50種類もの通貨ペアを取引できるヒロセ通商でユーロスイスを監視しています。ヒロセ通商は、ドル円やユーロドルのスプレッドが業界トップクラスに狭いので取引にオススメです。前述のようにユーロスイスは監視するに留めた方が良いかもしれません。

ヒロセ通商
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